株式会社SCOグループ

TECH NOW

システム開発

2022.05.12

「メタバース」と「ヘルスケア」

はじめまして、E&T部の堂谷です。

E&Tという名前に聞き馴染みが無いかもしれませんが、
今年の4月より発足したしたExperience&Technologyという部になります。

常に最新の技術・文化をキャッチアップし、
・新事業や新サービスの企画・開発
・M&Aや投資案件の発掘・ディールの進行
・横断的なプロジェクトの進行管理 などなど、、、。

他社でできなくて、当社でしかできないこと、
社会への貢献、健康増進を図るサービスの開発企画を行う部署になっています

今回はその中でも私が最近興味のある「メタバース」という単語について触れていこうかと思います。

「メタバース」とは何か

最近よく聞く、「メタバース」とはmeta(超越した)と、宇宙(uniberse)を組み合わせた造語です。
意味としては「仮想世界」を指しています。

仮想世界=メタバースと思われがちですが、実はメタバースにも定義があるそうです。

「メタバース」の定義

  • 永続性 : ずっとそこにあるもの
  • 同期性 : 必ず同じことが起こる
  • 別世界感 : 現実とは別の場所にいるという感覚

例えば、ネットの掲示板などは永続性と同期性は担保されていますが、
別世界感が無いためメタバースとは言えないようです。なんだか不思議ですね。

この「メタバース」という単語は2021年”Facebook”が”meta”に社名変更をしたことで注目を浴びました。
GAFAの一角であるFacebookが社名を変更したのです。

もちろん、一部では知られていたこの単語も、この一件によって全世界に知られることとなりました。
実は、超有名映画の「マトリ●クス」もメタバースの先駆けなんだそうです。

「メタバース」と「ヘルスケア」

「メタバース」で注目されがちなのは「ゲーム」ですが、
私たちが考えているのは、このメタバース領域における医療の可能性です。

ヘルスケア領域においてもこの仮想世界は注目を集めており

  • 病院にいかなくても、自宅からメタバース空間で受診が出来る
  • フィットネスやリハビリテーションを遠隔で可能
  • 医療従事者同士のコミュニケーションも仮想世界内で行える

アニメや漫画の世界でもあるような、
言語の自動翻訳が実装されれば海外の医療先進国の受診を自宅からすることや
医師同士が学会や論文を自由に見れる日が来るかもしれません。
日本の医療レベルも大きく進歩する可能性もありますね。

また、オペや治療をVRを通じて行うことが出来たら、、、。
その録画データを他の医療従事者が自由に見ることが出来たなら、、、。

もちろん、まだ法整備もされていない中で難しい部分は多々ありますが、
好きな場所好きな時好きな治療を受ける
そんな未来がそう遠くない内に実現するのではないでしょうか?

おわりに

メタバースとヘルスケア。
今まで関わりを持っていなかったものが、技術の発展によりつながっていく。
今後数十年の内に劇的な革新が来ることは間違いないでしょう。

面白いのは、スマートチェックアウトはメタバースの会社でもありませんし、
はたまたヘルスケアを専門にしている会社でもありません。

ただ、全ての技術において
“自分の会社のサービスやプロダクトは関係ない”ではなく、
“もしかしたらこんな事が出来てしまうんじゃないか!?”という視点をいつも持って仕事に取り組んでいます。

ふと考えた時に、新しい事が浮かんでくるかもしれないですしね!

書きたいことはまだまだありますが、本日はこのあたりで筆をおくことにします。
ご拝読ありがとうございました。