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システム開発

2023.02.23

マーケティングオートメーションの世界④

こんにちは。事業推進本部の明嵐です。
今回で、マーケティングオートメーションについてのお話は最終回となります。

前回のおさらい

前回は、マーケティングオートメーションにおけるフェーズの設定から各アクションの自動化について解説しました。
MAツールを使うと、今まで人力で時間をかけて行っていたことを自動化でき、効率のよい営業活動を実現可能となります。

今後はどこまで自動化できるようになるのだろうか

これまで、3回に分けてマーケティングオートメーションについて解説しました。
しかしながら、ここまでは教科書的な内容であり、インターネットで検索すれば同じような情報はいくらでも出てくるかなと思います。

そこで、今回はマーケティングオートメーションの深堀として、最新のAIをもとに、今後はどこまで自動化できるようになるのだろうか、ということについて考えてみたいと思います。

ChatGPT

ChatGPT(チャットジーピーティー)とは会話形式でなんでも質問に答えてくれるAIで、2022年11月30日に一般公開されたサービスです。
これだけ聞くとただのチャットボットのようなイメージを持たれるかなと思いますが、想像をはるかに超えた回答が返ってきます。
例えば、先ほど考えたカスタマージャーニーは、様々な情報を元に人間の手で作成しました。
しかし、今後はそれすらもAIにより自動化できるようになる、そんな未来をChatGPTで体験することができます。

試しに使ってみました

Q1.「マーケティングオートメーションについて教えて」と質問

A1.マーケティングオートメーションとは、マーケティング活動を自動化するためのツールやプラットフォームのことです。
マーケティングオートメーションを使用することで、顧客の行動やインタラクションを追跡し、カスタマージャーニーを支援することができます。

マーケティングオートメーションは、以下のようなタスクを自動化することができます。

  • メールマーケティング:自動的にカスタマーにメールを送信することで、顧客とのコミュニケーションを支援する
  • コンテンツマーケティング:カスタマーの興味や行動に応じて、コンテンツを提供することで、エンゲージメントを向上させる
  • ソーシャルメディアマーケティング:自動的にカスタマーに向けたコンテンツを投稿し、エンゲージメントを向上させる
  • リードナーチャリング:見込み客を育成し、商談につなげるためのプロセスを自動化する

マーケティングオートメーションを使用することで、マーケティング活動をより効率的に行うことができるだけでなく、カスタマーとのエンゲージメントを向上させることができます。


自分がそれなりに時間をかけて作った文章に準じた内容を、一瞬で回答してくれました。
回答が気に入らなければ再生成すると別パターンの回答を出してくれるので、何回かやれば求める回答が出てくるようです。
試しにもっと具体的な質問をしてみました。

 

Q2.クレジット決済端末を販売することを想定したカスタマージャーニーマップを作成して

A2.以下に、決済クレジット端末を販売することを想定したカスタマージャーニーマップの例を示します。

1.臨客の獲得
・入場客を獲得するためのマーケティング活動を実施する
・クレジット決済端末のWebサイトやSNSでのプロモーションを行う
・電話やメールでのアプローチを行う

2.臨客の育成
・同意客に向けたコンテンツを提供することで、興味を持たせる
・クレジット決済端末の特徴や特典を通知する
・警戒客とのコミュニケーションを持続させる

3.商談の確立
・ログイン客がクレジット決済端末に興味を持った場合、商談を確立する
・クレジット決済端末のデモや詳細なプレゼンテーションを行う
・契約条件や料金プランなどを説明する

4.契約
・商談が成功した場合、契約を結ぶ
・契約書や見積書などを提出する
・契約締結のために、必要な手続きを行う

5.導入
・契約が成立した場合、クレジット決済端末の導入を行う
・クレジット決済端末の設置や操作方法の説明を行う
・導入後のサポートを行う

6.サポート
・クレジット決済端末を使用する上でのトラブルやお問い合わせに対応する

怪しい日本語もありますが、文脈から補完できるし、なかなか悪くない回答かなと思います。
前の回答に対して追加でお願いもできるので、もうちょっと実務に活用できそうな回答を求めてみました。

 

Q3.上記の例をエクセルに落とし込んで

A3.上記の例をエクセルに落とし込む場合、以下のような感じになるでしょう。

【クレジット決済端末を販売することを想定したカスタマージャーニーマップ(エクセル版)】

ステージ 動作
臨客の獲得 規制客を獲得するためのマーケティング活動を実施する
クレジット決済端末のWebサイトやSNSでのプロモーションを行う
電話やメールでのアプローチを行う
臨客の育成 同意客に向けたコンテンツを提供することで、興味を持たせる
クレジット決済端末の特徴や申し込みを申し込む
同意客とのコミュニケーションを持続させる
商談の確立 クレジット客がクレジット決済端末に興味を持った場合、商談を確立する
クレジット決済端末のデモや詳細なプレゼンテーションを行う
契約条件や料金プランなどを説明する
契約 商談が成功した場合、契約を結ぶ
契約書や見積書などを提出する
契約締結のために、必要な手続きを行う
導入 契約が成立した場合、クレジット決済端末の導入を行う
クレジット決済端末の設置や操作方法の説明を行う
導入後のサポートを行う
サポート クレジット決済端末を使用する上でのトラブルやお問い合わせに対応する

 

数年後にはもっと多くの仕事にAIを生かすことができる、そんな未来を予感させてくれます。

まとめ

今は人間がマーケティングを考えて、それをシステムで自動化させていますが、今後はマーケティング自体もAIが考える、そんな未来が訪れるのではないかなと思いました。
そんな未来においても、AIに出来なくて人間にできることは「なにが実現されればもっと人々が豊かになるだろうか」と創造力を働かせることだと思います。

日々、その点を意識しながら仕事に励んでいきたいと思います。